ソングライン
ある日朝早くに目が覚めて、街が起きる前に散歩に出た。
夏の始まりのような天気で気持ちよかった。
散歩するときには音楽を聴きながら歩く。
この日しっくりきた曲はくるりのソングライン。
MVは小太りのおじさんがひたすらバッティングをするという感じなんだけどなんだかグッと来るんだよね。
大人になってしまった今だから、この曲の良さに気付く事ができたのかもしれないな。
眠期とやる気の戦い
眉間にしわ寄せてよう
色んなことを 中途半端なとこを
考えて消えていく幸せのアイディアも
所詮君はひとりぼっちじゃないでしょ
生きて 死ねば それで終わりじゃないでしょう
という歌詞があるんだけど、
人は何のために働いて
なんのために生きるのかなーと考えちゃったな。
何年後にまたこの曲を聴いたら
捉え方も生き方も働き方も変わるのかなー。なんて思いながら散歩していた。
散歩コースに草野球場がある。
普段は子供達がたまっているけど、早朝は貸切状態。
幼い頃もある程度年取ってからも草野球はしたことはない。
ここにきたら幼馴染の野球少年を思い出す。
小学校の頃、放課後になったら毎日ここで草野球をしていた少年。
毎日泥だらけ汗かいて野球をしていた。
そんな少年も大人になり、奥さんをもらって今年子供が生まれた。
家庭を持ったことによって幼い頃からの夢を諦めていまは転職して東京にいる。
くるりのソングラインを聴くとこの野球少年を思い出す。
彼には夢よりも大切な守るものがあるんだよなー。と思う。
私もいつかこのために生きる。というものができるのかな。
今年はくるりは道内の夏フェスは来なそうだけど、いつか晴れた野外でビール片手にソングラインを聞きたいなー。
そんなことを思った夏の朝だった。
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